ゾートロープ

わらべ館コレクション

製造年

1900年頃

製造会社

Meire et Deberthand Paris

寸法

本体/高さ26㎝ 直径25㎝、種紙/縦8㎝ 横75㎝

紹介

ゾートロープ(zoetrope)とはギリシャ語でzoe=生命とtrope=回転を合わせた名称で、日本語では「回転のぞき絵」とも呼ばれる視覚玩具です。その名の通り、回転する筒の中に描かれた複数枚の絵をスリット(溝)からのぞき見ることで、あたかもアニメーションのように絵が動いて見える仕組みを持っています。

1834年、イギリス人の数学者W・G・ホーナーの発明とされ、まずは欧米で人気を博します。

このゾートロープは1900年頃に作られたもので、本体は厚紙製、芯棒と台座が木製です。5人のこどもたちがゾートロープをのぞき込むイラストのラベルと、フランス語で“le images vivantes”(生きている画像)、“tableaux animés”(アニメーション絵画)と表記されたふたが付いています。本体にセットする種紙は38枚附属しており、両面にそれぞれ黒一色か青や赤を加えたイラストがコマ送りのように描かれています。

ひとこと

種紙には道化師の玉転がし、男女のダンス、カエルのジャンプ、ヨットなど誰もが楽しめる絵柄のほか、人の首が飛ぶようなグロテスクなものもあり、一概にこども向きのおもちゃとは言えませんが、当時の風俗、社会的背景を知る画像資料としても貴重です。

展示場所

2階 光と影の不思議コーナー(常設展示)