スーパージャイアントロボット
1970年代
制作
堀川玩具工業
寸法
幅220㎜×奥行160㎜×高405㎜
素材
ブリキ、ポリスチレン
紹介
ロボット玩具でお馴染みの堀川玩具工業から発売された電動のブリキロボットで、同社製品としては最大級の大きさです。
1960年代末に海外向け商品として「SUPER SPACE GIANT」という名前で販売されました。当時米国では堀川製ブリキロボットが人気を博しており、米国のクリスマスおもちゃカタログには毎年のように堀川の商品が掲載されていました。写真のものは70年代に国内向けに生産販売されたものです。
背部に電池ボックスがあり、単一×3個を用います。スイッチを入れると前進し、立ち止まると胸部のドアが開き、機関銃(プラスチック製)が飛び出して体を回転させながら打ち鳴らします。動画では片方しか光っていませんが、本来両方の機関銃が点滅します。
デザインや構造は同社の代表的ロボット玩具である火星大王シリーズの系譜であり、上記の動作も60年代後半~70年代初頭の堀川製ブリキロボットの特徴(歩行→停止→パフォーマンス→歩行)を踏襲しています。
まめちしき
堀川玩具工業は、1950~70年代のロボット玩具製造を牽引した企業です。当作品の他にも、宇宙魔人、火星大王、ファイティングロボット、テレビロボットなど、個性豊かなロボット玩具を多数生み出しています。
70年代に入ると堀川のロボット玩具はプラスチック製が増え、バリエーションもより豊かになりますが、ロボット玩具の中心はスーパーロボットブームなどマスコミ玩具に移っており、80年代にはロボット玩具製造から撤退しました。
展示場所
3階 おもちゃの部屋