童謠雙六(童謡双六)
発行年月日
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大正11年(1922)1月1日
発行所
東京社
寸法
縦47㎝×横64cm
紹介
この童謡双六(どうようすごろく)は、『コドモノクニ』創刊号の附録として発行されたもので、北原白秋の詩に日本画家の桐谷天香が挿絵を描いています。
『コドモノクニ』は、大正11年(1922)1月から昭和19年(1944)3月にかけて東京社(現ハースト婦人画報社)から出版されていた子ども向けの絵雑誌で、通算287冊が刊行されました。お話や絵の他に、童謡、工作などを掲載し、附録として双六やポスターが発行されるなど、幅広い内容で子どもたちに親しまれました。
この童謡双六には、ふりだしから順に「赤い鳥小鳥」「蜻蛉の眼玉」「こんこん小山の」「ぽつぽのお家」「山のあなた」「とほせんぼ」「あわて床屋」「白い白いお月さま」「ほうほう螢」「お祭」の10曲が記載されています。ふりだしには、“この双六はふりだしの唄をみんなでうたつてからはじめるのです。さうして自分のサイのあたつた唄を自分でうたつてからつぎに送ります。”と記載されており、これらの曲が当時の子どもたちによく歌われていた歌であることが読み取れます。
ひとこと
今回紹介した童謡双六の他に童謡カルタも刊行されるなど、子どもたちにとって日常の遊びの中に童謡があったことがうかがえます。
展示場所
1階 童謡コーナー(2020年2月末まで)
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