ひらかな唱歌かるた
発行年
不明(昭和初期か)
発行所
不明
寸法
外箱: 縦17cm×横13cm×高さ3.5cm
札: 縦8.3cm×横6.0cm
紹介
47組の読み札と絵札からなるこの「ひらかな唱歌かるた」は、尋常小学校一年生以上の子ども達を対象に作られたかるたです。箱の内側には「皆様の既にご存知のほんとうにお親しみの深いお唱歌ばかりを選びました」と書かれています。《茶つみ》《肩たたき》《雀の学校》など現在も歌い継がれる歌も選ばれていますが、歴史に埋もれてしまった曲も多くあります。当時流行っていた歌を知ることができる資料です。
また「読役をなさる方は必ず曲をつけてお唄い下さい」とあり、読み手が歌いながら進行することになっています。読み札には歌詞にあわせて各曲のメロディも背面に書かれています。たとえ曲を知らなくても楽譜さえ読めれば歌えるという点も時代が過ぎた今となってはありがたいですね。
ひとこと
47曲中なんと!鳥取の音楽家が作曲した作品も9曲扱われています。
~鳥取の音楽家が作曲した作品~
永井幸次: 三羽のつばめ、ほたる、一軒家、私のうち
田村虎蔵: 金太郎、一寸法師、おさる
岡野貞一: 春の小川、日の丸のはた
ぜひこの機会に覚えてみたい曲ですね♪
展示場所
1階 鳥取の音楽家たちの部屋(2021年1月末まで)