永井幸次が使用したリードオルガン

わらべ館コレクション

製造年

不明

製造会社

YAMAHA

紹介

永井幸次(1874~1965)は、鳥取市出身の音楽家で、現在の大阪音楽大学を創設したことで知られています。このオルガンは、永井幸次の長女が嫁ぐ際に永井がもたせたもので、その後代々大切に受け継がれて、この度わらべ館の資料に仲間入りしました。

製造年は不明ですが、永井幸次の自伝『来し方八十年』によると長女が嫁いだ年が大正11年(1922)なので、100年ほど前の貴重なオルガンです。サイズは幅121cm×高さ122cm×奥行61.5cmで、つくりも大変しっかりとしています。

こだわり

昔の楽器は装飾もおしゃれなものが多く、このオルガンのペダル模様も素敵です。
音色や音域を変えるためのストップが11ついています。
また音量を調整するためのスエルと呼ばれるバーも左右に1つずつついています(ちなみに、わらべ館の木造教室にあるオルガンにはストップはなく、スエルは右に1つあるのみです)。

展示場所

1階 鳥取の音楽家たちの部屋