わらべ館は、鳥取県が推進する「童謡・唱歌のふるさと鳥取※」をPRするとともに、鳥取市が平成元年に市制施行100周年記念事業として開催した「‘89鳥取・世界おもちゃ博覧会」の成功を顕彰することを目的として、平成7年7月7日に開館した童謡・唱歌とおもちゃのミュージアムです。
子どものうたの成り立ちから時代を追って展示する鳥取県立童謡館と、国内外のおもちゃ約2,000点を展示する鳥取市立鳥取世界おもちゃ館からなる複合文化施設であり、“わらべ館”は公募によって選ばれた愛称です。かつての鳥取県立図書館の外観を復元したレトロ調の建物は、なつかしいうたとおもちゃがあふれ、新しくもなつかしい特有の雰囲気は県民市民に広く親しまれています。
特長である体験型展示は幼児から大人まで世代を問わず楽しむことができ、雨の日雪の日でも快適な全天候型の文化観光施設として、年間を通して多くの方が訪れています。
※童謡・唱歌のふるさと鳥取
「故郷」を作曲した岡野貞一、言文一致唱歌を提唱した田村虎蔵、大阪音大を創立した永井幸次など、優れた音楽家が輩出した鳥取県では、「童謡・唱歌のふるさと鳥取」として、本県ゆかりの童謡・唱歌の普及を図るとともに、音楽家の顕彰事業を行い、県内外に情報発信を行っています。
ロゴマーク
わらべ館の理想を、完全な形である円に象徴させ、それを支える2人の天使は、子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿を表現しています。
キャラクター
「夢兎」は鳥取県が進めている「童謡・唱歌のふるさと鳥取」のシンボルキャラクターです。
子どもたちにリズムに乗って元気よく歌ってほしいという願いをこめて名付けられました。因幡の白兎を歌った「大黒さま」の白兎がモチーフになっています。キャラクターデザインは、アニメーション作家で、ラーメン大好き「小池さん」のモデルである鈴木伸一さんです。
「ロビット」は‘89鳥取・世界おもちゃ博覧会のシンボルキャラクターです。
因幡の白兎をモチーフに、子どもの夢、純真な心を「ラビット」と、未来や科学を表現する「ロボット」とを組合せて名付けられました。月で生まれたロビットは、地球の子どもたちを素晴らしい未来へリードする案内人です。キャラクターデザインは、イラストレーターの山崎正弘さんです。
からくり時計
演奏曲目
- ここはふるさと「童謡・唱歌のふるさと鳥取」シンボルソング(中田喜直 作曲)
- 春:春が来た 夏:われは海の子 秋:紅葉 冬:スキー(季節ごとに変わります)
- 大こくさま(田村虎蔵 作曲)
- 一寸法師(田村虎蔵 作曲)
- はなさかじじい(田村虎蔵 作曲)
- 金太郎(田村虎蔵 作曲)
- ふるさと(岡野貞一 作曲)
午前9時から午後5時まで1時間おきに演奏します。からくりの演出以外は、時計の中心部は、太陽と子どもを描いたレリーフとなっています。これはイタリアのサンタ・マリア・ノベッラ教会の壁画を基に子どもの想像力を象徴して描かれたものです。
登場人物
大黒さま、白兎、はなさかじいさん、ポチ、金太郎、熊、一寸法師、りす
演奏時間
4分30秒