瀧廉太郎生誕140年記念コンサート

瀧廉太郎のちょうど140回目のお誕生日である2019年8月24日、瀧廉太郎生誕140年記念コンサートを開催しました。廉太郎は「花」「荒城の月」「お正月」などの作品で知られており、1903年6月29日に亡くなるまでの23歳と10か月という短い生涯の中で、45曲を作曲しています。

実は、廉太郎が東京音楽学校で学んでいた頃、鳥取を代表する音楽家 田村虎蔵(「金太郎」の作曲者)、永井幸次(大阪音楽大学の創設者)、岡野貞一(「ふるさと」の作曲者)も音楽学校に在籍しています。
コンサートでは、最初に鳥取の音楽家とのつながりを紹介し、その後、廉太郎の生涯を辿りながら、彼が書き遺した名曲の数々を歌とピアノでつづっていきました。♬春のうららの隅田川~♬で始まる「花」を含む組曲「四季」も全曲演奏したところ、「花」以外は初めて聞くという方もたくさんおられました。また「荒城の月」では、瀧廉太郎版と山田耕筰編曲版を聞き比べ、違いを感じていただきました。遺作となったピアノ曲「憾(うらみ)」も演奏、アンケートでは多くの人の心を揺り動かした曲となったようです。

県内外から多くの方がお越しくださり、最後には会場のみなさまと「花」を合唱。
「瀧廉太郎」という誰もが知る偉大な音楽家なので来場者の関心はいつにもまして高かった印象を受けました。
 
 
 
 
 

瀧廉太郎展は10月15日まで、わらべ館1階うたの広場にて開催中です。
瀧廉太郎記念館や大分市歴史資料館の協力を得て、廉太郎の子どもの頃の写真から、ピアノを弾く写真、留学先のドイツでの写真など、貴重な写真も展示中です。ぜひお越しください。