2022「わらべ館ぬいぐるみおとまり会」を開催しました(10/29・30)

こんにちは。わらべ館スタッフやまもとです。10月29・30日に「わらべ館ぬいぐるみおとまり会」を開催しました。
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「ぬいぐるみおとまり会」はアメリカを発祥とする催しで、日本でも図書館を中心としながら、博物館や学校等で企画されています。施設にあずけたぬいぐるみが夜に施設内を探検したり、他のぬいぐるみと交流している様子をスタッフが撮影して、持ち主の子どもに贈ったり、その写真をインターネット等で広く紹介するといった内容で、施設への親しみを持ってもらうこと目的に開催されています。また、子どもの豊かな感性や情操を育み、想像力を深めることをねらいとして実施されているイベントです。
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くま・かめ・さる・ユニコーン… この日、お気に入りのぬいぐるみを持ち寄った親子は、はじめにハロウィンコンサート「仮装でハロウィン♪パーティ」に参加!

魔女に変身した、小椋美香子さんの歌と稲毛麻紀さんのピアノ演奏にあわせて繰り広げられた、ハロウィンワールドにみんなワクワク!
ダンス「ハッピーハッピーハロウィン」「今夜はハロウィンナイト 、スケッチブックシアター「お化けなんてないさ」、パネルシアター「くいしんぼおばけ」「ミセスランタンのおみせ」、しかけ紙人形「ゆらりんオバケ」など、音楽にあわせて次々と登場するユニークな演出を楽しみました。

鳥取敬愛高校の学生ボランティアと、大人ボランティアも、デビルやドラキュラに仮装して、元気なダンスを披露する場面もあり、「おかしをくれなきゃ、いたずらしちゃうゾ!」のオバケポーズがバッチリ決まると、会場から歓声が!

コンサートの後は、いよいよ寝かしつけの時間。
子ども達は持ち寄ったぬいぐるみとの別れを惜しみながら、順番にお布団に寝かせていきました。そして会場の照明が暗くなると、みんなで「おやすみなさ~い」と声をかけ、バイバイと手を振り、子ども達はお家に帰っていきました。

お布団に入ったぬいぐるみ達は、スヤスヤとおやすみ中… の、ハズが!?アレレ!?そこに、くま館長がやってきて…
えっ!?ハロウィンの仮装をして、遊びにいこう?どうやらくま館長が、わらべ館のぬいぐるみを代表して、閉館後、誰もいなくなった館内に遊びに連れて行ってくれるみたい。

寝ていたみんなも次々と目を覚まして、魔女の帽子やマントでオバケに変身したら、さぁ出発!
さて、わらべ館におとまりしたぬいぐるみ達は、夜のミュージアムでどんな冒険をしたのかな?
その様子をのぞいてみると…

ぬいぐるみ達はスロープをソリですべり降りて大はしゃぎ!
サッカーゲームやドミノで遊んだり、演奏会を開いていたり、とっても楽しそう。途中、館内で遭遇したオバケに「蝶々」のぬりえをもらって、歌いながら菜の花の花壇をおさんぽしたり、たくさん探検したみたい。

そんな冒険の様子は、鳥取敬愛高校の学生ボランティアと、大人ボランティアの手で「フォトアルバム」にまとめられ、翌日おむかえにきた子ども達にプレゼントされました。

保護者の方からは―――
「ぬいぐるみを一晩あずけるのがさみしくて、最初は連れて帰ると言っていた子どもが、最後には目をうるうるさせながら、自分で寝かしつけをして、みんなのぬいぐるみと一緒にあずけて帰ることができたのでうれしかった。」
「子どもが、可愛がっているぬいぐるみに「今ごろなにしてるかな?」「さみしくないかな?」と想像しながら気づかっている様子が感じられ、一晩離れて過ごす体験が心の成長につながりました。」といった感想をいただきました。

翌日ぬいぐるみをむかえに来た子どもは―――
夜の冒険の様子が写っている「フォトアルバム」をプレゼントされると、「わー!ここでも!あそこでも!○○ちゃん(ぬいぐるみの名前)、いっぱいおでかけしたんだね」「このおもちゃ知ってる!私も遊んだことがある!」とニッコリ笑顔を見せてくれました。