戌(いぬ)の郷土玩具 人気投票の結果発表~!
こんにちわん!わらべ館の「おもちゃと遊びの企画展」担当の〈なも〉です。
3階ギャラリー童夢で開催中の企画展「お犬様のおなり!干支の郷土玩具展」では、昨年12月21日から年明けの1月14日まで、ご来館の方々に出展中の犬たちの人気投票に参加していただきました。
張子や土人形など、総勢126点の中からお気に入りの1点を選ぶのは、なかなか難しかったかもしれませんが、「飼っていた犬と似ている」「首飾りがカラフル」「縁起が良さそう」など、選んだ理由はさまざまで、熱心にご覧になった様子が伝わってきます。
さて、全826票から選ばれた1~5位までは下記のとおり。
1位 倉吉張子 いぬ(鳥取県)
2位 土人形 戌(北海道)
3位 犬張子 金犬(東京都)
4位 繭玉人形 戌(岩手県)
5位 伊予一刀彫 戌(愛媛県)
1位はやはり県内の作品で地元強し!とはいえ、その他は全国的に散らばり、素材もデザインもさまざま。3位の犬張子以外は、平成生まれも含め、郷土玩具の世界では新しい作品が占めました。
実は、古くからある郷土玩具の中で、多くを占める犬種は、時代劇でお姫様がかわいがる場面に登場する「狆(ちん)」なのです。江戸時代、家内に飾られるには、番犬や猟犬向きの犬種よりは、お座敷犬がお似合いだったのでしょう。いずれも愛嬌抜群です。
こちらの企画展は3月4日(日)まで開催。安産や招福、こどもの健康(鼻づまり治癒、疳の虫退治)などを担う犬たちの晴れ舞台をご覧くださいませ~。
おもちゃと遊びの企画展「お犬様のおなり!干支の郷土玩具展」詳細はこちら