29年度収蔵資料展(おもちゃ編)開催中です
こんにちは。おもちゃ展示担当の〈なも〉です。今年は暑さ寒さが入り乱れる妙な春ですね~。毎日「何を着たらいいかわからない」と言う声を聞きます。
さて、そんな季節の節目に開催中の企画展は、昨年度にわらべ館で収集した中から、常設展や企画展で展示されていないおもちゃ資料を中心にピックアップした内容となっています。今回は、昭和初期の児童雑誌の附録など、紙資料が多めですが、その中からアメリカの立体絵本と江戸時代の判じ絵をご紹介しましょう。
“Zoo book toy”というタイトルの絵本は、リング式ノートのように綴じられていて、全ページの端同士をつなぎ、支柱に立てると、サーカスのテントのように動物のオリが立体的に見られるユニークな装丁です。回転させて絵を楽しむだけでなく、オリの内側には動物の詳しい説明文も付いています。出版元のマクローリン・ブラザーズ社はしかけ絵本やボードゲームなどを得意としていました。
江戸時代の「判じ絵」は絵解きクイズを楽しむ版画ですが、今回の展示資料は魚と動物の名前を当てる2点です。現代人からするとこじつけ感がぬぐえない答えも含め、ことば遊びが楽しめる「大人なおもちゃ」をぜひご覧ください(画像は、ある「犬種」が答えです。ヒント:はなをかむ時)。
なお、会場で判じ絵クイズに挑戦すると、小さなおもちゃ絵シールをプレゼント。企画展は4月22日まで開催しています(18日は休館日)。
答「狆(ちん)」